トルク・パワー比較
「低抵抗」による違いを確認するため、ノーマルの状態、ハイエフェンシーオルタネーターに交換後、それぞれダイナパックで車両トルク・出力の測定を実施しています。
グラフ、数値上はパワーアップが確認できますが、正確にはオルタネーターの「低抵抗化」によってロス(抵抗)が減ることで「ロスしていたパワーが復活する」ということになります。
テスト結果では、ノーマルオルタネーターと比較して約12PSの差が出ており、ノーマルの状態ではオルタネーターの抵抗によるパワーロスが大きいことがわかります。
テスト環境
*車両により個体差があります。すべての車両で12PSアップすることを証明するものではありません。
測定器 | ダイナパック (Dyna pack) |
天 候 | 気温: 20℃~21℃ |
湿度: 60% | |
車 両 | RX-7 FD3S |
車両の状態 | マフラー(社外)交換済み エアクリーナー装着 パワーFC装着 |
測定条件 | エアコン、ヘッドライト、フォグランプ作動 |
※吸入空気温度誤差2℃以内(パワーFCデータモニター41℃~43℃) |
テスト A
1500~7200rpm/0.05秒毎45rpm = 900rpm/秒毎 全負荷 各2回
テスト B
1500~5000rpm/500rpm毎 全負荷各1回
テスト結果・インプレッション
製品テスト・取材を行った「RS PANTERA」代表の佐藤さんのコメントを掲載しています。
結果的にクランク不可が軽くなったことにより総じてブーストが僅かに上がり、最高出力・トルクともにアップしています。
その傾向は低回転時ほど大きく、トルクの小さいロータリーでは、より差が大きくなりました。
また、ブーストが変化しないところ、具体的にはトータルパワー測定Aの4600回転のブースト0.55にどちらもダウンしたところで、1.0kg・m以上ものトルクアップを示しているので、パワーロスが少ないことは明らかで、ユーザーによっては体感できる製品といえるでしょう。
RS PANTERA 代表 佐藤さん